2016年07月31日

【iOS通信】神奈川県下のマダイの漁獲量について

皆さんこんにちは。
ニセ iOSの常連1号です。

東京湾のマダイの漁獲について、少し古い資料ですが、平成22年度の報告があります。
http://www.kanagawa-sfa.or.jp/h22shigenhoukokusho.pdf

この資料では、神奈川県下のマダイの漁獲量は、遊漁によるものが占める割合が多いことが報告されています。
(千葉県側は神奈川県側よりも遊漁の占める割合が低くなっています。)

栽培漁業01.png

栽培漁業02.png
(神奈川県では「東京湾におけるマダイの捕獲量は漁獲量の約3倍を遊漁によって釣獲している実態がある」)

栽培漁業04.png
(市場に出回る魚の調査から、「神奈川県で捕獲された」(放流魚の)「マダイの67%は、遊漁によって採捕されている」)

栽培漁業03.png
(千葉県では、1991年と1996年のマダイの漁獲量から「遊漁による採捕は漁獲量に匹敵する水準であることが推定された」)


マダイは特に釣り人が好む釣り物であり、神奈川県の海域ではマダイ釣りが盛んですので、一般に置き換えるにはかなり差し引いて考える必要があると思います。

しかし、魚にとって釣り人が脅威である可能性が高いことは、伺い知ることができます。

そして、栽培漁業(放流事業)の有効性についてのデータ分析もあります↓。

栽培漁業05.png
(マダイの捕獲量は「放流後には、放流前の2倍を上回り、種苗放流による資源の増大が図られた」)


他にも、釣り人にとっても面白いデータがあると思います。
(五目さん、こんなデータお好きではないでしょうか?)

この資料はマダイの種苗放流の有効性検証を中心とした、マダイの漁業資源についての報告書となりますが、魚介類一般について栽培漁業/種苗放流が有効であることの示唆になるのではないでしょうか?

神奈川県の栽培漁業は、マダイだけではなく、ヒラメやクロダイ、マコガレイやカワハギ、メバルやカサゴ、アワビ、サザエなど多岐にわたっています。
楽しく釣りができるのも、漁業資源を増やしてくれている方々が居るからということを意識したいですね。
posted by こっとん | Comment(6) | TrackBack(0) | iOS通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ニセ iOSの常連1号様、こんばんは。

なかなか素晴らしい報告書ですね。
遊漁者の捕る比率なんてゴミの桁と思っていましたが実は逆。
みなさんの認識も私と同じではないでしょうかね。

アジ・サバのように一網打尽にできないだけに漁業者数に対する我々一本釣り師の圧倒的な人数の多さからくる結果でしょうか。

報告書中、“放流後は無主物となる公益事業”というのが素晴らしい概念ですね。

全てが漁業者のもの、採ったら泥棒扱いされるサザエやアワビとは違う。
この事業の素晴らしさを理解すれば協力したくもなりますよね。

先ずは実態を皆が理解することが大事ですね。
釣り過ぎで気にされたこっとんさんのこの記事を見て。

私はカワハギとハゼの栽培事業に協力を決めました。
マダイはよろしく!


Posted by 五 ぴー太郎 at 2016年08月01日 21:10
五 ぴー太郎さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

多分、いわゆる「高級な」釣り物になればなる程、遊漁の捕獲割合が高くなるんじゃないかと思っています。
タイとかカワハギとかヒラメとか、釣るのが難しい魚ほど漁業者より釣り人の方が獲るの上手そうです。
網で一網打尽にできなさそうだし。

報告書での「遊漁」は釣り宿の船だけですので、プレジャーボートやら手漕ぎやらを含めると釣り人の漁獲量はさらに多いのではないかと思います。
だって五 ぴー太郎さんだって、大ヒラメとかブリとかカイワリとかバンバン釣ってるし。
他の皆さんも、大鯛だのクロダイだの太刀魚だのアジだのイシモチだのガンガン釣ってますよね。
やっぱり魚にとっては脅威ですよ。

栽培漁業をやられている方々は、ホントにやりがいのあるいい仕事をされていると思います。
五 ぴー太郎さん、ご協力ありがとうございます。

やっぱり、足るを知らなきゃダメですね。
「釣れるからといって調子にのってバカスカとぶちあげるもんでねえ」「そんただザツでそまつでらくな釣りかたをしたって ちっともおもしろいもんでねえ」
全くおっしゃる通り・・・

Posted by ニセ iOSの常連1号 at 2016年08月01日 21:53
こんにちは、ぴー目漁師です。

アングラーとして切実に考えさせられるデータですね。

いつも超控え目な釣果の腹黒 五 ぴー太郎さんでさえ栽培事業に協力されるとか。
相模湾の高級魚キラーである私が協力しないわけにはいきません。
私は超色黒ですが腹の中は真っ白ですからドーンと協力しましょうかね。
マダイはよろしく!

またこれからは今までの釣り過ぎを反省してフグ退治に精進し、誰もが釣り易い環境作りに貢献しようと思います。
Posted by ぴー目漁師 at 2016年08月02日 13:57
(ピー)目漁師さん、こんにちは!
コメントありが(ピー)ざいます。

ぴー目漁師さんも、タイとかカワハギとかハゼとかひらめったいのとかアジとかたくさん釣ってますからね。
マンモスよろしくピー!
Posted by ニセ iOSの常連1号 at 2016年08月02日 21:27
こんにちは!!
しばらくぶりに見てみたら…本当にiOS通信が始まっているではないですか(笑)!?
しかも栽培漁業?種苗放流?
筆者はニセiOSさんで、コメントは…爆笑!!
大ウケですO(≧∇≦)O

ところで、マコガレイも種苗放流されていたのは知っていましたが、過去に一度も種苗放流されたものを釣ったことが有りません。
話しによると種苗放流したマコガレイは裏が白く無いそうです。

放流が足りないのか?
回遊しないから底引き網で取られるのか?
分かりませんが真鯛以上に数が少ない気がします。

恩恵に預かりたいのでもっと放流しましょう(笑)!

ところでどうすれば協力できるのですか?
次は会員登録手続き編をお願い申し上げます(^3^)/
Posted by ピーP at 2016年08月04日 18:56
ピーPさん、こんにちは。

確かに、種苗放流のマコガレイは裏が茶色と私も聞いたことがあります。
(確か、白に茶色の班が混じるとか)

しかし、マダイも全ての養殖魚が鼻が繋がっているわけではないようです。
カレイの茶班も、一部だったり全体だったりするようです。

また、放流した魚が親になることもあると思いますので、釣れる魚で全てを判断できないでしょう。
釣れる魚の数倍の魚が海中には居ると思います。
魚たちも、毎日毎日24時間四六時中、命のやり取りをしている野生の生物です。
人間に騙される魚ばかりではないと思います。

賛助会員の申し込みは、下のURLからできます。
http://www.kanagawa-sfa.or.jp/sanjo.html
Posted by ニセ iOSの常連1号 at 2016年08月06日 23:08
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