はじめに油壺の近況です。
今シーズンの油壺は尺ハギが普通に何枚も上がっているのと、アオリなどのイカが接岸しているようです。
また、小鰯や小鯖が湾内に入って来ており、泳がせ釣りの餌として使えますし、それを追って来ているヒラメやコチなどもいるようです。
4/20にOさんが湾口で 65cm 2.8kg のヒラメを釣っており、4/28にはiOSさんが湾内でイネゴチ47cm位?を釣っています。
さらに、湾外の話になりますが、4/28にはシマアジを釣った方もいらっしゃるとのことです。
釣果掲示板はこんな感じ↓

さて、4/28の釣行に移ります。
4/13、4/20 の釣果はリリースサイズのチャリコのみでした。さて今回はどうでしょうか?
ボートを出す前に計画を立てます。
朝から13時位まで下げ潮で、NS仕掛けもいい感じに流れてくれるかも知れません。
実際に沖に出てみないと分からないですが、風もそれほど無い予報なので、潮の流れは NS 向きだと期待できます。
ここは NS メインでしょう。
前々回 4/13はフグが多くてメゲました。
前回 4/20はフグは居ましたが全体的に食い気が無い感じで、フグによる被害もあまりありませんでした。
まだフグが居ると思われるので、フグの居なさそうなポイントで釣りたい。
水深 30mの付近で 4/20にiOSさんが釣ってますが、フグが多かった模様。
30m付近は避けるべき?
でも泳がせ仕掛けで色々狙えたりするし・・・。
ボート屋のお兄さんの情報によると30m付近の表層にイワシがいたとのこと。
泳がせに期待できるかも?ということで、泳がせの餌になる小魚を確保して 30m付近へ行くのが良いかなぁという iOSさんの戦略を真似っこすることにしました。
ボートを出して、まずは湾内で小鰯釣り。
前回、前々回と魚皮サビキを使いましたが、食いが渋いこともあってかほとんどイワシが釣れませんでした。
魚探には群れが映っているんですけど、食わなかった。全部で 1匹とか 2匹とかしか釣れませんでした。
そこで、今回は事前に上州屋へ行ってミックスサビキを探して購入して来ました。
スキン 3色のミックス。これを使ってみました。
結果、1時間ほどで 6, 7匹釣れましたし、気持ち反応が良かったように思います。
ただし、やはり食いは渋く、また小鯖がほとんどでした。
この日の朝の小鰯のポイントは狭めで、回遊も早くてすぐにいなくなってしまう感じでした。
ただ、魚探に映る群れは大きく上下に厚いように感じました。
サビキを下ろしながらフィッシュイーター狙いのルアーを時々投げたりしていると、iOSさんがイネゴチを釣ったとのこと。
朝一から景気がいいです。
真似してルアーを投げますが、反応なし。
iOSさんは 30mポイントへ向かうとのこと。
私も泳がせの餌は確保したので、止まってはルアーを投げつつ沖へ向かいます。
魚探を見て反応があったらサビキなりルアーなりを出しますが、何も掛かりません。
沖の 30m付近へ着きました。
iOSさんは既にアンカリングして釣っています。
GPSと魚探を見て、iOSさんの少し沖へアンカリング。
潮はまだ緩いようですので、取り敢えず泳がせ時掛けにイワシを付けて底付近へ沈めます。
餌としてイワシと小鯖を釣りましたが、潮がかなり濁っているのでキラキラ要素が多そうなイワシを選択。
棚も低めにしておきます。(後ほど棚は高くしたり低くしたり調整しています)
さて、イワシを沈めているとどうやら潮が流れ始めたようです。
だいぶ西寄りに流れています。NSの準備をして仕掛けを流します。
結構潮が早いかな?
タナトルGT1000のカウンターの距離で250m以上流しましたが、餌が残っています。
仕掛けが軽いようなので、重くして再度流します。
しかし今度も餌が残っている。
さらに仕掛けを重くして流しますが、餌が残って来ます。
ボートの位置が iOSさんのボートに近くなって来てしまいました。
潮が速くてアンカーロープに潮が当たって負荷が掛かり、ボートが移動しているようです。
アンカーを上げて移動。
アンカーを入れてもアンカーが沈む前にアンカーとロープが流されて、ボートが落ち着く位置が予想できず、何回か試してアンカリングしました。
iOSさんは長い距離 NSを流しても釣れないのでポイント移動するとのこと。
濃い濁り潮で釣れる気がしないのですが、潮の流れる方向を見ると釣れるかも知れないと思わせます。
さてさて、NSの竿 1本と泳がせの竿 1本、ルアー竿 1本を出していますが、ビシ仕掛けを出すか NSをもう一本出すか・・・。
若干波っ気もあり濃い濁り潮なのでビシは厳しいかな?
久しぶりに NS 2本出しにしてみますか。
本気の NSモードです。
NS仕掛けの竿をもう一本用意して、潮が速いので錘がわりのサルカンは多めに 7個程度で。
NS 1本目と交互投入になるくらいのタイミングで投入。
2本目が流れ出したら、1本目を回収。
このように交互の投入を繰り返します。
1本目と 2本目は若干条件を変えています。(今回はサルカンの数)
(釣れたら釣れた方の仕掛けに合わせるようにするのが定番です。二枚潮の場合は仕掛けの重さを変えると仕掛けが交差して絡むので注意が必要です)
撒き餌は小まめに撒きます。
鯛には小まめに撒くのが良いようですが、フグが居るときはフグを呼んでしまうので撒き方はなかなか難しいです。
2本目が鉤の周りを残して餌を取られています。
流す速さと仕掛けの重さは合っているのかな?
1本目も重さを近くして流してみます。
300m流して糸が全て出払ってしまいそうになったので巻き上げると、何か食っているっぽい。
念の為大きくアワセを入れてリールを巻き始めます。
リールのハンドルを数回回してみて、やはり何か乗っている。
距離が遠いので追いアワセを入れておきます。
潮の抵抗があって魚の大きさがよく分からないです。
280mとかの距離から引きが分かるので、小魚では無いとは思います。
ドラグを緩めて慎重に巻きます。
白っぽい魚影が見え、上がって来たのは 35cmの鯛でした。
思ったより小さかったけど、久々の鯛は嬉しい・・・。

さて、錘のサルカンは 6個くらい付けています。
2本目は道糸が短くカウンタで220m(実質150m)しか巻いていないので、サルカンを2個多めに付けています。
2本目の糸が全て出払いそうなので引き上げてみましたが、餌が残って来ました。
もう少し重くして、サルカン+1で流してみます。
1本目は同じ重さで既に流しています。
撒き餌は多めに小まめに撒き、時合いを逃さないように魚をコマセで狂わせるようにしています。
1匹釣れた後は棚が 10m程度先になることが多いので、1本目を先程より少し遠くまで流しましたがヒットせず。回収します。
潮がさらに速くなっているような気がするのでサルカンを 1個増やしてまた流します。
撒き餌を多目に撒いて 2本目の竿をふと見ると、当たっているような気がします。
取り敢えず竿を手に取ってアワセを入れてみます。
そのまま竿先を観察。乗っていない・・・。
また撒き餌を撒いて竿を見ると、やっぱり当たってる?
もう一度アワセてリールのハンドルを巻いてみます。・・・何か乗ってる?仕掛けを上げてみましょう。
やっぱり引いてるようです。
潮が速くてアタリも出ないし引きも細かくは伝わって来ませんが、糸の先に何かが着いていてグーっと引いています。
また魚の大きさが良く分かりませんが、慎重に糸を巻きます。
白い魚影が見えました。
先程と同じくらいの大きさの鯛です。
無事ネットイン!
(写真忘れました)
さて、波っ気も出てきていますし風も強くなる予報です。
iOSさんは渋滞が心配なので早上がりすると言っていました。
私も少し早上がりしましょうか。
13:20 終了としました。
お持ち帰りは、真鯛 35cm ×2枚(下の写真は角度のせいか大きさが違うように見えますが、35cmが 2枚です)
お尻が赤く、2枚とも腹には白子が入っていましたので、35cmサイズは乗っ込み真っ最中かなと思います。
魚体が大きいものから乗っ込むという話なので、乗っ込み終盤戦ということでしょうか。

ちなみに 2枚目が釣れたときのNS仕掛けの錘のスイベルは下の写真のような感じです。
釣れる気しませんね笑